
こんにちは。
X-TRAIL JOURNEYのワタルです。
エクストレイルT33の中古車や新車を見ていると、「前期と後期は何が違うの?」「2025年のマイナーチェンジでどこまで変わった?」と気になりますよね。
私は現在、2025年9月のマイナーチェンジ前に販売されていたT33型のG e-4ORCEに乗っています。
実際に前期型を所有している立場から見ると、前期と後期の違いはフロントマスクだけではありません。NissanConnect、アラウンドビューモニター、プロパイロット、内装など、普段の運転で触れる部分にも違いがあります。
一方で、「新しい後期型ならすべて上位互換」というわけでもありません。
前期に設定されていた機能が後期では変わっている部分もあり、中古車価格まで含めると前期を選ぶメリットもあります。
そこでこの記事では、2025年9月18日に発売されたマイナーチェンジ車を境に、改良前を「前期」、改良後を「後期」として違いを比較します。
なお、前期・後期という呼び方は分かりやすくするためにこの記事で使用する表現で、日産の正式なモデル名称ではありません。
- エクストレイルT33前期と後期の主な違い
- 2025年マイナーチェンジで変わった装備
- 前期と後期それぞれに向いている人
- 中古T33で前期と後期を見分ける方法
エクストレイルT33前期・後期の違いを比較
T33は2022年7月に発売され、その後も仕様向上やマイナーチェンジが行われています。
そのため、中古車サイトで同じ「T33」と書かれていても、年式によっては装備が異なるのです。
まずは前期と後期の境目を確認してから、2025年9月のマイナーチェンジで何が変わったのかを見ていきましょう。
前期と後期の境目は2025年9月
この記事では、2025年9月18日に発売されたマイナーチェンジ車を境に、それ以前を前期、それ以降を後期とします。
T33型自体は2022年7月に登場していますが、2024年6月にも一部仕様向上が実施されています。
2024年6月の変更では、インテリジェントアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーの標準装備化などが行われました。
つまり、ひとことで「前期型」と言っても、2022年発売時の車両と2024年仕様向上後の車両では装備が一部異なります。
前期と後期の違いを一覧で確認
2025年9月のマイナーチェンジでは、見た目だけでなく車内の機能も変更されています。
| 比較項目 | 前期 | 後期 |
|---|---|---|
| 販売時期の目安 | 2022年7月~2025年9月改良前 | 2025年9月改良後 |
| フロントグリル | Vモーションを感じやすい従来型 | 横桟調の新デザイン |
| ランプ | 従来仕様 | デイタイムランニングランプなどを採用 |
| 内装 | タン系ナッパレザーなど | ブラウン系ナッパレザーなどへ変更 |
| NissanConnect | 従来型システム | Google搭載システムを設定 |
| カメラ機能 | 従来型アラウンドビューモニター | 3Dビューなど新機能を追加 |
| プロパイロット | ナビリンク機能付きの設定あり | ナビリンク機能の設定なし |
| 標準車の全長 | 4,660mm | 4,690mm |
後期で目立つのは、やはり外観とNissanConnect、カメラ機能です。
その一方、パワートレインの基本構成は大きく変わっていません。
日本仕様は引き続き第2世代e-POWERを採用し、4WDにはe-4ORCEが組み合わされています。
つまり、2025年の変更は「まったく別のT33になった」というより、デザインと車載機能を中心に商品力を高めたマイナーチェンジと考えると分かりやすいです。
外観はフロントの印象が大きく変化
前期と後期を見分けるうえで最も分かりやすいのがフロントです。
後期では横桟調の細かなパターンを取り入れたフロントグリルへ変更され、バンパー周辺のデザインにも手が入っています。
さらに、フロントのシグネチャーランプをデイタイムランニングランプとして使用するようになり、前後のターンシグナルもLED化されました。


私が乗っている前期型は、グリル周囲のVモーションが分かりやすく、フロントに厚みを感じるデザインです。
後期は横方向のラインが増えたことで、同じT33でも少しワイドですっきりした印象になっています。
個人的には後期の顔つきも好きですが、前期には前期らしいSUV感があります。
この部分は性能差ではなく、好みで選んでもいいところでしょう。
なお、外観についてはこの記事では前期・後期を見分けるために必要な範囲に留めています。
T33のデザイン自体について詳しく知りたい場合は、新型エクストレイルの外観をT33オーナー目線で評価した記事で詳しく紹介しています。
内装はカラーと雰囲気が変わった
後期ではインテリアにも変更が入り、インストルメントパネル周辺やシート表皮の見せ方が変わっています。
特に分かりやすいのがナッパレザーです。
私が所有する前期G e-4ORCEには、明るいタンカラーのナッパレザーを装着しています。
一方、後期ではブラウン系のナッパレザーが採用され、車内の雰囲気がかなり変わりました。


私はタンカラーの明るさがかなり気に入っています。
車内が開放的に見えますし、ブラック一色の内装とは違った雰囲気があります。
対して後期のブラウン系は落ち着きがあり、よりシックな印象です。
これはどちらが上というものではありません。
中古車で内装色を重視するなら、前期をあえて探す理由にもなります。
ただし、グレードによって内装仕様は異なるので、タンなら必ず前期、ブラウンなら必ず後期と内装色だけで判断するのは避けましょう。
後期はGoogle搭載NissanConnectを採用
前期と後期で実用面の差が大きいのがNissanConnectです。
2025年9月改良後では、日産の国内車としてGoogleを搭載したNissanConnectインフォテインメントシステムが採用されました。
GoogleマップやGoogleアシスタントなどを車載システム側で利用できるため、日頃からGoogle系のサービスを使っている人には分かりやすい進化です。
目的地検索や音声操作などを車載システム中心で使いたいなら、後期は魅力があります。
ただし、Google搭載だから何でも無料で使えるわけではありません。
機能によってはNissanConnectサービスへの加入やデータ通信環境が必要になるため、購入前に利用条件まで確認しておいた方がいいでしょう。
一方、前期のNissanConnectナビでもApple CarPlayなどを利用できます。
私自身、前期を普段使いしていますが、ナビとして困る場面ばかりというわけではありません。
スマートフォンとの連携を中心に考えるなら、前期でも十分と感じる人はいると思います。
前期でも年式によって違いがあります
2024年6月の仕様向上でナビ周辺の装備にも変更があります。
2022年発売直後の車両と2024年以降の車両を同じ前期として一括りにせず、実車の装備を確認してください。
後期はカメラ機能がかなり便利
後期で私が特にいいなと思うのが、インテリジェントアラウンドビューモニターの進化です。
2025年9月改良後では、3Dビューやインビジブルフードビュー、フロントワイドビューといった機能が追加されています。
3Dビューでは、車の周囲を立体的な映像で確認できます。
インビジブルフードビューは、ボンネットで見えない前輪付近の路面を透かして見るように確認できる機能です。
狭い場所や段差、障害物がある場所では便利ですよね。
フロントワイドビューは、見通しの悪い交差点や道路へ出るときに左右を広く確認するための機能です。
T33は全幅が1,840mmあります。
私は乗っているうちにサイズには慣れましたが、狭い駐車場や細い道では周囲を確認できるカメラがあると助かります。



自宅の駐車場が狭い人や、住宅街の細い道をよく走る人は、後期のカメラ機能を試乗で実際に使ってみるのがおすすめです。
プロパイロットは前期にもメリット
後期の方が新しいので、「運転支援もすべて後期の方が上」と考えたくなりますよね。
ところが、ここは前期と後期を比較するときに見落としたくないポイントです。
前期のNissanConnectナビ装着車には、ナビリンク機能付きプロパイロットが設定されていました。
ナビの地図情報を利用し、カーブやジャンクションなどの道路状況に合わせて速度調整を支援する機能です。
一方、2025年9月改良後にはプロパイロット自体は用意されていますが、前期にあったナビリンク機能と同じ仕様ではありません。


私は高速道路でプロパイロットを使う機会があります。
Google搭載の後期は確かに魅力的ですが、高速道路での使い方によっては前期のナビリンク機能を魅力に感じる人もいるでしょう。
新しいモデルだからすべての機能がそのまま上位互換とは限らないという代表的な例だと思います。
サイズと燃費の差は小さい
外観変更に伴い、標準車の全長は前期の4,660mmから後期では4,690mmになりました。
30mmの違いなので、運転した瞬間にサイズが大きく変わったと感じるほどの差ではないでしょう。
ただし、機械式駐車場など全長制限がある環境では、念のため数値を確認しておいた方が安心です。
カタログ燃費についても改良前後で多少違いがありますが、前期・後期を選ぶ最大の判断材料になるほど大きな差ではありません。
燃費は道路状況、気温、エアコン、走行速度などでも大きく変わります。
私の前期G e-4ORCEでは、流れの良い一般道で20km/Lを超えたこともあります。
高速道路では15~18km/L前後、下道中心で千葉から那須方面を往復した際には満タン法で約18km/Lでした。
そのため、前期と後期を選ぶなら燃費のわずかな差より、ナビやカメラなど自分が使う装備を重視した方が選びやすいかなと思います。
エクストレイルT33前期・後期の違いと選び方
ここまでの違いを見ると、後期はデジタル装備とカメラ機能が魅力で、前期にはナビリンク機能や中古車としての選びやすさがあります。
では、どんな人が前期に向いていて、どんな人なら後期を選びやすいのでしょうか。
前期が向いている人
前期が向いているのは、まず中古車で購入費用を抑えたい人です。
T33は2022年から販売されているため、中古市場では前期型の流通が増えています。
新車より価格を抑えながらG e-4ORCEなど上位グレードを狙える場合があるのは、中古前期の魅力です。
また、高速道路を利用する機会が多く、ナビリンク機能付きプロパイロットを使いたい人にも前期は候補になります。
そして、タンカラーのナッパレザーや前期のフロントデザインが好きという人もいるでしょう。
私自身は前期に乗っていますが、後期が登場したからといって急に自分のT33に古さを感じるようになったわけではありません。
e-POWERの滑らかな加速やe-4ORCEの安定感、内装の質感など、T33の根本的な魅力は前期にもあります。
私が長期間乗って感じている良い点と不満点については、T33エクストレイルの長期レビューで詳しく紹介しています。
後期が向いている人
後期が向いているのは、Google搭載NissanConnectや新しいカメラ機能を重視する人です。
スマートフォンでもGoogleマップを日常的に使っていて、車載システムとのつながりを重視するなら後期は魅力的でしょう。
また、狭い駐車場を利用することが多い人や、運転にまだ慣れていない家族も同じ車を使うなら、3Dビューやインビジブルフードビューは購入理由になり得ます。
デザインについても、後期の横桟調グリルやデイタイムランニングランプが好みなら、新しい外観を選ぶ満足感があります。
後期が候補になりやすい人
Google搭載NissanConnect、新しいカメラ機能、改良後のフロントデザインを重視する人には後期が向いています。
価格は前期後期の補足として考える
前期と後期では、マイナーチェンジに伴って新車価格も変更されました。
ただし、この記事では価格やS・X・Gの装備差を詳しく比較しません。
なぜなら、前期・後期を見分けたい人と、「現在エクストレイルを新車で買うといくらなのか」「どのグレードが自分に合うのか」を知りたい人では、知りたい内容が少し違うからです。
前期と後期を比較するときは、価格差があることをひとつの判断材料として考えれば十分でしょう。
現在の新車価格やX・Gなどの装備差、駆動方式による価格差については、エクストレイルの新車価格とグレード別の違いで詳しくまとめています。
中古車の場合も、単純に「前期だから安い」とは限りません。
走行距離、グレード、ボディカラー、メーカーオプション、修復歴などによって価格は変わるので、条件をそろえて比較してください。
中古車で前期と後期を見分ける
中古車サイトでは、「T33前期」「T33後期」と明記されていない場合があります。
そんなときは、まずフロントの写真を確認するのが分かりやすいです。
前期はVモーションの輪郭が分かりやすいグリルなのに対し、後期は細かな横桟調のグリルへ変更されています。
次に初度登録年月を確認しましょう。
2025年9月改良後の車両であれば後期である可能性が高くなります。
ただし、登録時期だけで断定するのではなく、実際の外観と装備まで確認した方が確実です。
室内写真がある場合は、NissanConnectの画面や内装色も参考になります。
| 確認場所 | 確認するポイント |
|---|---|
| フロント写真 | グリルとバンパー形状 |
| 初度登録年月 | 2025年9月改良の前後 |
| ナビ画面 | 従来型かGoogle搭載型か |
| 内装写真 | シート表皮や内装色 |
| 装備表 | プロパイロットやカメラ機能 |
そして中古車の場合、前期か後期かと同じくらい重要なのが車両そのものの状態です。
修復歴、整備記録、保証、タイヤの状態、リコール対応状況などを確認してから判断してください。
中古エクストレイルの価格がなぜ大きく違うのかについては、エクストレイル中古が安い理由と後悔しない選び方でも詳しく解説しています。
私なら中古T33を探すときは、「前期か後期か」だけでは決めません。絶対に欲しい装備を2~3個決めてから、その装備が実車についているかを確認します。



同じ前期でも年式やグレードで装備が違うので、この探し方の方が失敗しにくいですよ。
2024年仕様向上車にも注目
前期を中古で探すなら、2024年6月の仕様向上も覚えておきたいところです。
「後期は高いけれど、2022年発売直後の車両では少し装備が気になる」という場合、2024年仕様向上後の前期がちょうどいい選択肢になる可能性があります。
つまりT33の中古車選びは、「前期か後期か」という二択だけで考えなくてもいいんです。
2022年発売初期、2024年仕様向上後、2025年マイナーチェンジ後と分けて見ると、自分に必要な装備と予算のバランスを考えやすくなります。
特に中古車は新車と違い、同じ条件の車がいつでも見つかるとは限りません。
走行距離やボディカラー、欲しいメーカーオプションまで含めて考えると、あえて前期の2024年仕様を探すという選び方も十分ありだと思います。
2026年仕様変更車は後期内の更新
エクストレイルT33は、2025年9月のマイナーチェンジ後も変更が続いています。
2026年9月3日には一部仕様変更が行われました。
ただし、この記事で考える「前期と後期の境目」がさらに2026年へ移ったという意味ではありません。
2025年9月の大きなマイナーチェンジで後期型になり、その後に装備や仕様が更新されたと考えるのが分かりやすいでしょう。
そのため、これから新車を買う場合は、この記事の前期・後期比較だけで価格や標準装備を判断しないでください。
現行モデルのグレード構成や価格は変更される可能性があります。
正確な最新情報は日産公式サイトや販売店で確認し、最終的な判断は販売店の担当者など専門家にも相談してください。
T33前期・後期のよくある質問
エクストレイルT33前期・後期の違いまとめ
エクストレイルT33の前期と後期を比べると、2025年9月のマイナーチェンジで外観だけでなく、NissanConnectやカメラ機能まで変わっていることが分かります。
- 2025年9月18日発売の改良車を後期として考えると分かりやすい
- 後期は横桟調のフロントグリルへ変更
- 後期はGoogle搭載NissanConnectを設定
- 後期は3Dビューなどカメラ機能を追加
- 前期にはナビリンク機能付きプロパイロットの設定がある
- 前期の中でも2024年6月仕様向上の前後で違いがある
- 中古車では前期・後期だけでなく実際の装備確認が重要
新しい装備だけを見ると後期が魅力的ですが、前期にも価格面や装備面で選ぶ理由があります。
私は前期T33に乗っていますが、2025年の後期型が登場した今でも、e-POWERの走りやe-4ORCE、内装などには十分満足しています。
前期と後期のどちらがいいかは、「新しい方がいい」というだけでは決まりません。
Google搭載NissanConnectや最新のカメラを重視するのか、高速道路で使う機能や中古価格を重視するのか。
自分が日常で使う装備を基準に考えると選びやすくなります。
中古車で検討する場合は、気になる車両が前期か後期かだけでなく、2024年仕様向上の前後、グレード、メーカーオプション、整備状態まで確認してください。
そうすれば、「後期にしておけばよかった」「前期でも十分だったのに高い車を選んでしまった」という後悔を減らせると思います。








